最強で最高だったあいつ

そう言って最初のメンバーの病室に向かった


それからずっと面会時間最後まで話して150人居るうちの、メンバーの半数を終えた


今のところ赤鬼に入りたいと言う奴は話した中で全員だ


このままなら、元蛇神メンバーは全員入ると思う…


病院を出ると外は真っ暗だった


『はぁ…根はいい奴ばっかなんだけどな~』


小さく独り言を零し、胸の奥のモヤモヤした気持ちを覚えながら、病院を後にした



マンションに着き、部屋の前まで行くと要達の声が響いていた





ガチャ…

『うわっ…なんだよ、この部屋超汚ねぇな…』


扉を開け中に入ると、部屋の中は悲惨なことになっていた


「あっ、海里おかえりなさい。」

いち早く気づいた健堵が苦笑いしながらキッチンに立っていて、健堵の隣には、由輝が苦笑いしながら要達を見ていた



『あぁ…俺が居ない間に何があったんだ…?』


俺はかなり酔っている要達を見ながら2人に聞くと、ため息が2つ聞こえた


「「はぁ…」」

「海里が病室を出て行った後、まず最初にあの3人が拗ねたんだ。」

「それで暃鈩さんが、海里の所に行くって言いだして、その後隼と唯まで行くって言いだしたんです。」


「それを、要くんと将斗が宥めながら止めてたんですけど、誰も2人に構ってくれなくて、その2人も拗ねたんです。」





「絖稀は眠いと言いだして、侑はちゃっかり病室から抜けようとしてたんです。」


「それを、止めたら侑くんまで拗ねちゃったんですよ。」


『それで、みんなやけ酒したって、ことか…?』