最強で最高だったあいつ

「当たり前です…伝説のチームですから。でも龍牙は最初から解散している今でも、全てが謎に包まれたままです…」


『陽介さん達は、その龍牙の幹部だ。んで、俺の父親は龍牙の総長…ってとこ?』




「「説明簡単すぎ(だろ)(ませんか)…?」


簡単に説明すると健堵と要にツッコミを入れられた…苦笑


『ん~…陽介さんは、龍牙の副総長やってたんだ。んで、優太さんは龍牙の情報を担当してて今もなお、龍牙の情報を隠してるんだ。』


「どうして今も龍牙の情報を、隠してるんだ…?」

「確かに、そうですね…今もなお隠す必要はないんじゃないですか…?」


『ん~、多分教師って暇なんだろ。』


「それだけですか…?」

「他に何か秘密があるんじゃないのか!?」


『それだけだよ…要は何を期待してたんだ…?』



「でも、今日は謎だったことが結構わかりました。ありがとうございました、海里。」

「ありがとな!!!」




健堵と要は、俺が今までに見たなかで1番嬉しそうな、いい笑顔をしていた

2人共、いつもそんな表情ならいいのにな…


俺は、そんな2人を見て小さく笑った



ふと時計を見ると、暃鈩達と会ってから、2時間近く経っていた


結構長く立ち話してたんだな…


すると、要と将斗は似た者同士、意気投合したのか騒いでいて

「今日もう学校、行かなくていいかぁ~」

「休んじゃえよ~俺達も、今日学校休んで来たんだぜ~」


とか、言っていた


『ハァ…じゃあ、このまま部屋戻るか?』


俺がそう提案すると、要達は嬉しそうにマンションに向かって歩き出していた