最強で最高だったあいつ

朝食を食べ終わり、準備をしてみんなで学校に向かった

向かう途中、前方から見覚えのある人物が3人歩いてくるのが見えた


相手も俺に気づいたようで、1人が名前を呼びながら走ってきて凄い勢いで抱き着いてきた


「海里ーっ!!!」

『おぉ、暃鈩…なんで此処に居るんだ?』




そう聞くと、近くまできた将斗と由輝が続いて言った

「お前が昨日、そのまま帰ったからだろッ!?」

「海里がせっかく久しぶりに会ったのに、ろくに話しもせずに帰ってしまったので…暃鈩が海里に会いに行くと駄々こねたんですよ。」


『…暃鈩、そうなのか?』


「だって…竜也のこと終わったら帰ってくると思ったのにさ…海里そのまま帰っちゃったから、全然話し出来なかったんだもん…」

『ごめんな、昨日はいろいろあってさ、疲れてたんだ。…携帯に連絡くれればまた近いうちに会いに行ったのに。』


苦笑いしながら謝ると、暃鈩が口を尖らせていた

「でもさ~」


「暃鈩、まぁいいじゃないですか。海里に会えたんですし…」



「いーやっ!!!…今回は海里が悪い!!!帰るなら連絡しろっ!!!」


『将斗も、悪かったって…』


「海里、あんまり気にしないでください…拗ねてるだけですから…」


「「拗ねてないっ!!!」」


「『ハァ…』」


そんな会話をしていると、困惑した声が聞こえた


「なんで…銀瑠の人が…?」

「海里と…どんな関係なんですか?」


要と健堵が驚いた表情で聞いてきた


「ん?お前ら、金鷹の奴らじゃん!!!海里、お前…」