最強で最高だったあいつ


そう言って、部屋から出て行った




嵐みたいな奴だな…

っつうか…流れで要も此処に住むことなったんだな…苦笑

まぁ、にぎやかでいいけど…


6時か、俺も朝食の準備しなきゃな


そっとベットから抜け出し、目を冷やす為の冷えたタオルと水をベットの横に置いて部屋を出た



リビングに行くと、もうみんな起きていて、何か要が上機嫌で騒いでいた


すると隼は俺に気づき抱き着いてきて、涙を浮かべていた

「海里さん…要さんと唯さんが此処に住むって…本当?」


要が騒いでた理由は、このことか…


『あぁ、今日から3人で住む。けど、忘れてないか?…此処は隼の家でもある。前にそう言ったろ?だから、来たいときに、くればいい。』




そう言って頭を撫でると、パッと顔を上げて満面の笑みで頷いた


『じゃあ、俺朝食作るから、侑呼んできてくれるか?』

「うん!!!わかった!!!」

呼びに行ったのを確認して、作り始めようとすると、いきなり凄い勢いで俺の部屋の扉が開いた


バンッ

「海里っ…!!!」

『ん?…どうした、唯?』

声をかけると、一直線に俺震えながら抱き着いてきた


「起きたら…海里居なくて…すげぇ不安なった…」


『そうか…俺朝食作ろうと思ってさ…ごめんな?…でも大丈夫だ、俺は離れねぇよ。』


唯を優しく包み込みながら、そう言うと落ち着いたのか、震えはなくなった



『唯、ちょっと顔上げてみ?…まだちょっと目が赤いな。…ちょっと部屋来な?』


そう言うと、素直に俺に着いてきて部屋に入った