最強で最高だったあいつ

バイクを降りて倉庫の中に入っていくと、後ろに気配を感じ横に避けた


すると、男が勢いよくバットを振り落とした


『は?何お前…』

「銀瑠の副総長は倒した…あとは総長を倒せば松本さんはNo.1にあれるんだッ!!!」

そう言って、近くに居た数人の奴らもバットやらナイフを出して、俺に向かってきた




俺は、そいつらを軽々かわし一発ずつ鳩尾に拳を入れた


『…竜也をやったのはお前らか…?』


俺は怒りを抑えながら、低く醒めた声を出した

「っ…!!!」

「だ、だったら何だよッ!?」

反省の色が全く見えない、そいつらを見下ろし、さらに低い声を出した


『卑怯な真似しやがって…。』

「っ…なんだよ!!!」

「お、お前みたいな、奴なんかより松本さんの方がNo.1に合ってるんだッ!!!」

「そうだッ!!!No.1になる為なら、お前らだって多少卑怯な真似くらいすることもあるだろッ!?」




『…俺達は、卑怯な真似なんてしたことねぇ…自分の仲間を守るために喧嘩してきた。そしたらNo.1になってた…ただそれだけだ。』


「っ…嘘だッ!!!」

「だって噂では、裏と手を組んでるって聞いたぞッ!?」


そう下っ端が騒いでいると、松本が凄いスピードでバイクが止まった


「「「「松本さんッ!!!」」」」

下っ端達は、顔を輝かせて松本の名前を呼んだ


松本は、バイクを降りて俺達の所に真っ直ぐ歩いてきた


ドカッ!!!

「…てめぇら、何したかわかってんのかッ!?」


すると、いきなり下っ端を殴りながら声を荒げた