最強で最高だったあいつ

『フッ…あぁ。…帰ってきてくれて、ありがとな。』


俺からも竜也に礼を言った
竜也は俺達に、銀瑠に必要な奴だから…


「フッ…なんでお前が礼なんか言ってんだよ。」


『なんでもだよ。じゃあ、暃鈩達にお前目覚めたこと言ってくるな。』

「あぁ…暃鈩には傷に響くから、くれぐれも騒がないよう言ってくれ。」


そう笑いながら言っていた


『あぁ、多分言っとく…』


俺も笑いながら言うと、苦笑いされた



俺が部屋を出て、暃鈩達に竜也のことを話すと暃鈩がすっ飛んで行った


その後に、竜也の悲鳴が聞こえたのは言うまでもない…笑


その様子を笑っていると、由輝が真剣な顔つきで話し掛けてきた


「海里…わかったぞ。」


それを聞いた瞬間、総長の顔に戻りサングラスをかけた


『…誰だ。』

「俺達と同盟組んでる火蘭(カラン)だ…」

『松本んとこか…でも、あいつ卑怯な真似をする奴らじゃないはずだが…』

「どうやら竜也をやったのは、新しく入った下っ端らしい…」


『そうか…わかった。俺一人で行ってくる。』


「だが…」




『松本のチームと、同盟を組むと決めたのは俺だ…責任は俺にある。』

「わかった…気をつけてな。暃鈩達と下にいる奴らには俺が話しておく。」


『あぁ、頼む。じゃあ行ってくる。』


そう言葉を残して、火蘭の倉庫に向かった



数分バイクを走らせ、火蘭についた