風呂に入り、今日一日のことを思い出していた
神崎大丈夫かな…
脇腹3本骨折させちゃったよ…
明日みんなの見舞いに行くか…
それにしても、侑は料理上手かったな~
さすが料亭の息子なだけある
今度なんか教えてもらうか…
ゆっくり汗を流して、シャワーを浴びて出た
リビングに戻ると、俺の携帯が鳴っていた
『ったく、こんな時間誰だよ…』
そう思いながら携帯を出ると
『もしもし…?』
[海里ッ…大変だッ!!!竜也(タツヤ)がッ!!!]
そこまで聞き嫌な予感がした俺は、銀瑠の総長の顔になって、低い声で、続きをさとした
『…落ち着け、暃鈩(ヒロ)…竜也に何があった?』
[っ…何処のチームの仕業かは、わかんない…帰りの途中に背後からバットで数人に袋にされたらしい…]
『チッ…由輝(ヨシキ)は?』
[誰がやったか、今調べてる]
『そうか、わかった。今そっちに行く。』
[あぁ…わかった]
『じゃあな…』
通話を終えてから、ギュッと携帯を握りしめた
『くそっ…ぜってぇ許さねぇ…卑怯な真似しやがってっ…』
俺は銀瑠のたまり場にバイクを走らせた