最強で最高だったあいつ



『…俺なんか、なんて言うんじゃねぇよ。それになぁ…最低かどうか決めんのは、お前自身じゃなく俺だ。』


「意味…わかんねぇよ…っ…」


『フッ…じゃあ、無理に理解すんな。とりあえず、もう友達決定だから。』




『お前は、変わろうとしてんだろ?それだけで十分じゃねぇか。』


「っ…しょうがねぇから…友達…なってやるよッ…!!!」


そう言って神崎は、泣きながら笑った



『フッ…お前ら、揃いも揃って泣き過ぎ…』


「は?…お前らって…?」


俺は立ち上がり、病室の扉を勢いよく開けた



バタバタッ!!!
「「「「「うわっ!!!」」」」」

すると、大勢の蛇神メンバーがなだれ込んできた


そのメンバーを見ると、みんな涙で顔がぐちゃぐちゃだった



『フッ…お前ら…盗み聞きとは上等じゃねぇか。』


そう言って笑うと、みんな焦っていた







そんな焦った様子を見て、俺と神崎は顔を見合わせ笑った


『ハァ…笑った。お前ら、どこから聞いてた?』

そう聞くと、小さい声で「最初から…」と聞こえた



『そうか…。まぁいいや、お前らも今から俺の友達な?』


「「「「「えっ!!!」」」」」


『さっきの俺達の会話聞いてたんだろ?』