最強で最高だったあいつ


そう答えると、ため息をつきながら、下の人達に指示を出していた

『あっ、このグラウンドにいる奴も手当てしてやってね。』

笑いながら言うと

「ハァ…仕事増やしやがって…」

と呆れながら笑っていた



すると、今度は唯が話し掛けてきた

「ねぇ…まさか今の人が、医院長さん?」

『ん?あぁ、そうだけど?』

「若すぎない…?」

『んー、そう?成さん、34くらいじゃないっけ?』

「超若いじゃんッ!!!」


『まぁ、どうでもいいじゃん。こいつらも手当てしてくれるしさ。』

ボソッ
「そういう問題じゃねぇ…」


『ん?なんか言ったか?』



「ハァ、何でもねぇよ…」


「海里さーん!!!」


そのとき隼が、俺達の所に走ってきた


『おう、隼ちゃんとおとなしくしてたか?』

「うんッ!!!」


『そっか、偉いな。』

そう言って、頭を撫でて絖稀達に話しかけた


『じゃあ俺、この子家に送ってくるな?』


「は?なんで?」

『いくら何でも、このまま教室に戻るのは酷だろ。それに、今日はとりあえず休んだ方がいいだろ。』


そう要に説明すると納得したようだった



『じゃあ、俺そのまま帰るから、また明日な。』

そう言って、バイクに向かおうとすると隼が声をかけてきた