最強で最高だったあいつ

「ううんッ!!!海里さんいればいい。」

そう言って首に腕をまわし抱き着いてきた


『ハハハ、隼は抱き着くのが好きなのか?』


笑いながら頭を撫でた



あっ…そういえば、絖稀達のこと忘れてた…笑





忘れていたことを、思い出し絖稀達を見るとまた固まってた


『なぁ、いつまで固まってんの?俺達、教室戻るな?』



そう声をかけて、屋上を出ようとしたら、


「俺達も、行く。」

そう言って、結局教室にみんなで戻った


それにしても、視線が凄い…


『なぁ…お前らのせいで、視線が痛い。』

そう言って絖稀達を振り返るとキョトンとされた



「は?なんで俺達のせいなんだよ?」

要がキョトンとして答えた


『ハァ…だって絖稀達、綺麗な顔してんじゃん。』

ため息をつきながら言うと、今度は逆にため息をつかれた





「「「「「「ハァ…」」」」」」

何故か、隣にいた隼にまでため息をつかれた


『なんで、ため息なんてついてんだ?』


「海里さん…海里さんは綺麗なんです。だから注目されてるんです。」

隼が呆れながら答えた


「海里って、無自覚なんだな?」

「無自覚って、1番厄介なんですよね…」