最強で最高だったあいつ

『じゃあ、陽介さんまた。』

「あぁ、また来てねぇ。」




バタン

『みんな相変わらずだな。』

「フッ…まぁな、俺らは絶対変わんないよ。」


それから、いろいろ教えてもらいながら教室まで着いた


「じゃあ、呼んだら来い。」

『あぁ、わかった。』


それにしても、教室めちゃくちゃうるせぇな…苦笑


ガラガラ

シーン…

―――えっ?

優太さん入ってったら、物音一つしねぇ

優太さんなんかやったな…笑


「…いっ!!!…おいっ!!!」

『あっ…呼ばれたの気付かなかった。』

「しっかりしろよ…」

『あぁ、すまねぇ。今行く。』


ガラガラ

痛い…ものすごく痛い…
体に穴があきそうだ…

教室に入った瞬間の皆さんの視線が…痛い


「海里さ~ん!!!」


優太さんの隣に立って、前を向いた瞬間、朝聞いた声が聞こえた


『…は?なんで1年の隼が2年の教室にいんの?』

「海里さんがあんまりにも、遅いから来ちゃったッ!!!」

そう言って隼は、後ろの席から走って抱き着いてきた


昨日から、よく抱き着かれるなぁ…

そんなことを思いながらも、ちゃんと受け止める


周りのみんなはポカーンと口を開けていた