『てめぇらはな、あいつと関わったんだ。最後まで責任取ってダチやってろ…』
俺は伝えたいことを、言って病院に向かった
あえて来いなんて言わなかった
あいつらの目を見て、ただそう感じた
病院に着いて、受付に海里が眠っている病室を教えてもらい向かった
病室の前まで行くと、廊下の椅子に若い男の人と女の人が座っていた
2人の顔を見て、すぐに海里の両親だとわかった
俺は2人の前に行き、深く頭を下げた
『すいませんでしたっ…』
すると海里の声によく似た声が聞こえた
「頭を上げてくれ…」
声をかけたのは男の人だった
「あなたが、絖稀君?」
頭をあげると、綺麗な可愛い笑顔をした女の人が聞いてきた
『はい…』
「そう…海里が言ってた通りの子ね。」
『え…』
海里の両親は、思い出すように笑いながら話し始めた
「あなた達のことは、よく聞いていたわ。凄くいい仲間ばかりだって言ってた…」
「海里には、一ヶ月に一度手紙を送るよう言っていたんだ…」
「そのときに、あなた達のことが書いてあったのよ?」
「その手紙には、毎回手紙と一緒に写真が入っていた…これがそうだよ。」