最強で最高だったあいつ


『みんなっ…ありがとな。』


「何言ってるんですかっ…海里さんっ!!!」隼


「別れみたいな言い方すんじゃねぇよっ!!!」絖稀


「しっかりしろよっ!!!」要


「海里っ…いやだよっ!!!」暃鈩





「まだ恩返してねぇよっ…」将斗

「海里っ…」侑


「まだまだっ…一緒に居たいよぉ…」唯


みんなが、集まってきて涙を流していると倉庫の扉の方から、俺を呼ぶ聞き慣れた声がした


「海里っ!!!」


『竜也っ…?』


走り寄ってきたのは、竜也だった


「っ…お前っ…誰がやったっ!?」

竜也は、俺の姿を見て真っ青になり、次の瞬間には怒りの表情になって涙を溜めながら叫んだ


『竜也っ…落ち着けよ。』


「落ち着けるはずねぇだろっ!!!…誰だっ!!!誰がやったっ!!!」


『竜也…俺の声を聞け。』


「っ…」


『誰も…責めるな…っ…俺は、今を誇りに思っている。』


「海里っ…」





『っ…俺は、お前らみんなに…出会うことが出来てほんとに、幸せ者だった…』


「俺達はっ…お前に救われた…」