白蓮との乱闘の前日、俺達は第2倉庫に集まっていた
『みんな、体調は大丈夫か?』
『体調が悪い奴は無理しないで裏方にまわってサポートしてくれ…』
『白蓮との喧嘩はおそらく、一日かかると思う…だから午前と午後でわける。』
『午前午後、同じぐらいの力でそれぞれのチーム各自、わけてくれ。』
最後に細かい説明をして、今日は解散した
次の日、俺達はある倉庫前にいた
そして俺達の前には、硲蓮を先頭に白蓮がいた
『おはよう~』
「はっ…?」
『一日の始まりは、まず挨拶からだろ?』
「あ…えっと…お、おはようございます…」
俺が笑顔で、挨拶すると白蓮メンバーは、驚きながらもみんな挨拶を返してくれた
そんな自分のメンバーを見ても硲蓮は、顔色ひとつ変えずに、真っ直ぐ前を見つめていた
硲の視線の先にいるのは、俺のはずなのに、まるで俺が見えていないような…そんな暗い瞳をしていた
『硲…?』
俺は、そんな瞳をしている硲に思わず声をかけていた