最強で最高だったあいつ


[用件はそれだけだ。それまでは、こっちも目立った乱闘はしない。]


「わかった…」


『ついに…か。』


「下っ端は、確保したって。」


『あぁ、怪我は…?』


「一発殴られただけらしい。」


『そうか…』


それから、細かいことを決めて話し合いは終わった


その間ずっと隼は、1人俯いていた


『ごめんな、隼。わかんない話に巻き込んで…』







「大丈夫です…あの…」


『どうした…?』


隼は、何かを言いかけてまた俯いた


「…僕も仲間ですよね?」


『えっ…?』


隼は勢いよく顔を上げて、俺を見ていた


「違う…んですか…?」


『はぁ…何言ってるんだ?』


「へっ…?」


俺が小さく笑って言うと、隼は目に涙をためていた


『何をいまさら言ってんだよ?隼は俺達の仲間だろ?違う?』

そう言うと、隼は目いっぱいに涙をためながら笑顔を見せた


「っ…違くないです!!!」