最強で最高だったあいつ

「まぁまぁ…絖稀、ベット直しに行きますよ。」

「あぁ…」

絖稀は渋い顔をして、部屋を出て行った


『さてと…運ぶか。』


みんなをベットに運んでいると絖稀は、息ひとつ上がらないで運んでいる俺を見て驚いていた


運び終わり、4人でコーヒーを飲んでいると部屋から、成さんが起きてきた


『あっ…おはようございます、成さん。』

「ん?…はよ。」

「おはようございます。」

「おはようございます、成さん」

「おはよう…ございます…」



絖稀が成さんに小さな声で挨拶している姿を見て、健堵が驚いていた







『ん?健堵どうしたんだよ?』

「いえ…絖稀が仲間以外に挨拶するなんて初めてですから…」


『絖稀、そうなのか?』

「あ、あぁ…今まで仲間以外は信じれなかったからな…」

「そうだったんですか…」

「けど…海里と出逢って考え方変わったっつうか…海里が信じてる人なら、信じたいって…思った…」

「海里…お前、ずいぶんと信用されてんじゃねぇか…」

『えっ…あ、絖稀…ありがとな…信じてくれて。』


成さんに肘で小突かれながら、絖稀に礼を言うと、冷静に見えるが耳を赤くしながらテラスに向かった


「完全に照れてましたね…」

「あんな絖稀初めて見ました…」

「まぁ、これも海里のおかげだな。」




しばらくしてから、将斗達が起きてきて、遅めの朝食をみんなでとった