最強で最高だったあいつ

「おはようございます、海里。やっぱり此処に居ましたか…」


「はぁ…こいつら…」


ノックをして入って来たのは、健堵と由輝、絖稀だった


『なぁ…なんで将斗達、俺の部屋に寝てるんだ?』


「それがわからないんです…」

「いつの間にか部屋から、出て行ってしまったようです…」

「…とりあえず起こすぞ。このままだと集団で風邪ひかれる。」

『あ…あぁ…みんな起きろ。』




みんなに声をかけると、小さく反応してまた寝た


「はぁ…起きねぇな…」


『じゃあ、とりあえず起こさないでそれぞれベットに運ぶか…起きたら事情聞くとして…』


「そうですね…」

「運びますか…」

「めんどくせぇ…」

『あっ…みんなさ、こいつらのベット直しててくれないか?』

「でも、」

「海里1人で、全員運ぶんですか…?」

「いくらお前でも、無理だろ…」

『俺は、全然大丈夫だからさ。健堵と由輝は大丈夫なこと昨日見ただろ?』

「まぁ…」

「確かに昨日は、凄かったですけど…」

「昨日…?」

『あぁ、昨日みんなリビングで寝ただろ?…寝ちゃったみんなを運んだの、俺だから。』

「は…?1人でか?」






絖稀は、そのことを聞いてかなり驚いたようだった


「海里…お前その身体の何処に、そんな力あるんだ…?」


『ん~…わかんない。』