最強で最高だったあいつ



そのあとは、順調に進んで全員一致で赤鬼に入ることが決まった


「お疲れ様でしたね…」


全て病室をまわり終わり、マンションに帰って来るとみんな疲れた顔をしていた


『なんでそんな疲れてるんだ?あの短時間に何かあったか?』

「大変だったんだぞ…」

「あのあとも、赤鬼メンバーが病室に来たんだ…」

「しかも全員携帯持って…」

「また盗撮しようと、していたんですね…」

「海里ファンが、多すぎです。」

「みんな追い返しましたけど。」

「もうみんなに見せるの嫌だからね。」







「侑は、怒り抑えるの頑張ってたね。」

「手加減した…」

「俺は、なんか昔を思い出して懐かしかったけどな~」



なるほどね…
みんな頑張ってくれてたんだ…


『みんな、ありがとな…でも、俺なんか撮ってなんの得になるんだろうな…?』


「海里のファンクラブが出来たみたいですよ?」


『は?…ファンクラブ?』


「みんなさ、海里の雰囲気っていうか…人柄に惹かれたんじゃねぇの?」


「そう言えば、さっき言ってた昔を思い出してたって?」


「あぁ~…昔、海里が転校する前の学校でもさ、よくこういうことあったんだ。」


『ん?あぁ…確かそんなこともあったっけ?』


「あのときは、酷かったです。」