最強で最高だったあいつ

病室に入るとすぐ、侑がくっついてきた


『おぉっ…まだ機嫌直ってないのか?』


そう聞くと、頬を膨らましコクンと頷いた


すると、俺に気づいた3人が飛びついてきた


『うわっ…なんかつい最近もこんな感じになったような…』



そんな話しをしていると、病室の扉がノックされた


扉の近くにいた由輝が扉を開けると、そこには大勢の赤鬼メンバーがいた


ノックした相手が赤鬼メンバーだとわかると、唯達はみんな俺を囲うように集まった




「海里さん…」

「「「すいませんでしたっ!!!」」」


いきなり赤鬼メンバーは、勢いよく頭を下げた


「あんまりにも、寝ている姿綺麗で…」


「我慢出来なかったんす…」


「それで、俺達だけ見るのは、もったいない気がしてメンバーを呼んだんです…」


「それでちょっとボタン外してみようって話しなって…」


「薔薇の花びらばらまいてみたりしてたら、止められなくなっちゃって…」


「試しにってつけてみた、キスマークも海里さんの反応があまりにも…」


赤鬼メンバーが顔を赤らめて、それぞれ話していると、健堵が口を開いた



「はぁ…全く、話しを聞いてるとこっちが恥ずかしくなりますよ。」







「そうですよ。そこの3人なんて茹でタコ状態で、倒れそうですし…」


「お前らは、ホモか…?」

泰志の言葉に、赤鬼メンバーは焦っていた