ーー「うそだろ・・・・・?」

俺は開いた口がふさがらなかった。

「嘘って言ってくれよぉぉぅぅぅ・・・・」



俺は涙がとまらなかった。 

俺のせいだ。

両方助かればいいなんて、なんて甘い考えだったんだ。  

どうして彼女よりも人々を選んでしまったのか。

俺がもっと話をちゃんと聞いてやればよかった。




そもそも俺がこのレストランに連れてこなければこんなことにはならなかったのではないだろうか・・・



俺は自分を責め続けた。