【上原】と書かれた表札の前に、カップルはいた。
『あの・・・ここって、上原さんちですよね?』
声をかけたのは麗奈だった。
『そうですけど・・・ウチに何か用ですか?』
真希に似た女の子は応える。
しばらく見つめ合った後、女の子はニコッと笑って手をとると、
『もしかして、真希ちゃんの友達さんですか!?きゃー!!初めまして♪・・・初めましてですよね!?会えて嬉しいですぅ♪あたし真希ちゃんの妹の美貴ってゆーんです☆』
と、握手したその手をブンブンと振り回した。
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