私の悪い癖……ひとつのことに集中しすぎて周りが見えなくなる。 だから、いくらあいつの顔が目の前に来ていても気付かなかった……。 「だから、無防備過ぎなんだよ。」 「んっ…!!!?」 始めはただ押しつけるだけだった。ときどきなめたりして、その度に私は変な声が出でいた。 「無防備過ぎて心配だよ。 俺のご主人様は……。」 あぁ…やっぱりあいつは――――――