はっと我に返った時には、あいつの顔はあと1㎝で鼻がくっつくくらいに近かった。 「ちょっ!!ちか……。」 近すぎると言いたかったのに言葉は途中でさえぎられた。 また唇に感じる熱… 近すぎる顔 あっキスされるんだ……ってふわふわした頭の中で思った。 まるで他人事みたいに思えるくらい私は客観的にみていた。 一度離されたと思ったら、また唇が重なる。