りなは中学の3年間、祐を一途に愛していたから。

でも、付き合ってはいなかった。

なぜなら、その時祐には花音(カノン)という彼女がいたから。

それでもめげずに祐を想っていたりながめでたくゴールしたからゆきなは「良かったね。」と言ったのだった。

「ありがとう」

りなは笑顔でゆきなに答えた。

「じゃあ行くぞ」
とゆきなたちに声がかかる。

いつの間にか圭たちは切符を買ってくれていた。

そして4人は海へと久しぶりの会話に花を咲かせた。