来た場所は、僕の行き付けのパスタ屋さん。
と言っても二、三度しか来た事が無いのだが、外食をする事が無いのでここぐらいしか知らなかった。
まさか、絵夢の時のように居酒屋に誘う訳にも行かないので、気に入ってくれるか心配だったが、杞憂だったようだ。
ムードを醸し出す独特の店内の構造と、BGMが心地良い。
「好きな物を選んで下さい。ここは僕が奢りますから。」
「あ、そんな良いですよ……。」
「大丈夫ですから。いつもノリの悪いお詫びです。」
「……じゃあ、お言葉に甘えて……。」
室井さんはカルボナーラとサラダを選ぶと、僕は大好物の鱈子パスタを選んだ。
大盛りで。
注文を聞いた室井さんがクスリと笑う。
「あ、なんか可笑しかったですか?」
「いいえ、見掛けに因らず、結構食べるんだなって。」
それを聞いた僕は、妙に恥ずかしくなり、頭をポリポリと掻いて俯いた。
と言っても二、三度しか来た事が無いのだが、外食をする事が無いのでここぐらいしか知らなかった。
まさか、絵夢の時のように居酒屋に誘う訳にも行かないので、気に入ってくれるか心配だったが、杞憂だったようだ。
ムードを醸し出す独特の店内の構造と、BGMが心地良い。
「好きな物を選んで下さい。ここは僕が奢りますから。」
「あ、そんな良いですよ……。」
「大丈夫ですから。いつもノリの悪いお詫びです。」
「……じゃあ、お言葉に甘えて……。」
室井さんはカルボナーラとサラダを選ぶと、僕は大好物の鱈子パスタを選んだ。
大盛りで。
注文を聞いた室井さんがクスリと笑う。
「あ、なんか可笑しかったですか?」
「いいえ、見掛けに因らず、結構食べるんだなって。」
それを聞いた僕は、妙に恥ずかしくなり、頭をポリポリと掻いて俯いた。