真色ーシンシキー

反射的にそう答えてしまいそうになる九重をよそに、爽雲はこう続けた。



「行来宮は別にそういうのも無いし、家だってそんな遠くないだろ?なのにひどいときは一人で来る日まで遅刻ときた」



なんでそこまで知ってんのさ?いつもいないくせに。



心で悪態をつくが、そんなものが爽雲に届くはずもなく。



「と、いうわけで行来宮。次遅刻したら分かってるよな・・・・・・・・・?」




文句のつけようのない笑顔。その裏にいいようのないおぞましさを感じたのは僕だけだろうか。





・・・・・・・や・・・






殺られる・・・・・・・。











「いやあのときはほんと死ぬかと思ったね!」


後日談〜協力・音は冬っぽいのに字からは何の季節も感じない旅人さん



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