心に愛を








1年後ーーーー





あたしは、あれから空人の物語を空人の代わりに書き続けた。




空人に比べたら、表現力とか幼稚なんだけれど。



でもありのままの二人のことを、素直に書けたんだ。



完成した作品を持って、たくさんの出版社を回った。




空人の夢・・小説家になること。
あたしが空人にしてあげられる最後のこと。





そして・・空人とあたしの物語は一冊の本になった。

『心に愛を』



今でもたくさんの人に、読まれ続けている。






あたしは「あとがき」に空人へ手紙を書いた。