それからしばらくして、空人は元気になった。
創作活動も今まで以上に熱心で、もうすぐ完成するって喜んでいた。
相変わらず見せてはくれないけれど。笑。
「結乃・・これ看病してくれたお礼」
空人が差し出したのは、真っ赤なリンゴだった。
「お金ないし、そんなモノしか買えないけど」
「ううん!嬉しい♪
ありがとう!」
空人からの贈り物なら、なんだって嬉しいよ。
笑顔で真っ赤なリンゴを見つめていた。
「本当はね、真っ赤なリンゴを見たら結乃のこと思い出したんだ・・
リンゴって言うより赤かな。
俺の中の結乃のイメージ」


