「俺ね、それと同じくらい・・
あの時俺だけでも助けてくれたのかなって思うんだ・・」
あたしの我慢していた涙が一気に溢れてきた。
でもね、悲しくて泣いたんじゃないよ?
空人がやっぱり空人だって思って嬉しかったんだ。
空人の優しさに触れているあたしは、世界一の幸せ者だね。
「そうだね・・。
助けてくれたんだよ」
空人がそう思うんなら、それが答えなんだ。
空人はそのまま眠りについた。
穏やかな寝顔だった。
「空ちゃん・・」
そっと寝顔に呟く。
あたしの中の空人への思い。
自分でも驚く程に、素直に向き合っていた。
「空ちゃん・・好き」


