「病院行く?」 「いや・・大丈夫」 いつもの空人なら、こんなことは言わない。 あたしに心配かけないように、ちゃんと病院にも行くはずだ。 苦しそうな表情でも、笑顔は見せてくれている。 でもそんな笑顔ならいらないよ・・。 「空ちゃん、なんかあったの?」 あたしは思いきって、聞いてみた。 しばらく空人は黙っていたけれど、鞄の中から手帳を出すように言った。 言われた通り、空人の鞄の中から手帳を取り出して渡した。 空人は手帳からヨレヨレになっている新聞の切り抜きの記事を見せた。