心に愛を




「よしっ!

じゃぁ俺バイトだから行くね。

適当に寝てくれていいから」


「今から?」


「そう。

本当はもう少し早い時間からなんだけど・・」








そっか・・あたしを助けてくれたから遅刻しちゃったんだ。




迷惑かけ放題じゃん。







出て行こうとする背中に思わず声をかけた。






「あのっ・・!」






なんて呼んでいいのか、分からなくて「あのっ」になっちゃった。