■放課後の練習
空は茜色
雲は黄金色に輝く
『ハァハァ…』
息が苦しい
俺はジジイかよ…
『洋~… 何で毎日、走ってんだよぉ…』
放課後のランニングに毎日、付き合わされる和之はけだるそうに地面に座った
『奈穂が…ハァ…11時に走るから…』
『何それ、約束したんか?』
『…さぁ』
無論、約束などしていない
奈穂も何も知らないだろう
『洋、変わったよなぁ…』
『…何が?』
『妙に相模を大事にしてるじゃん』
…大事?
ただ奈穂が寂しそうにしたから
だから別に大事になんて…
『そんなに相模の体って良かった?』
『はぁ? 体って言われても何もヤッてねーよ』
『マジ?! 洋が?!』
和之の過剰過ぎる反応に少しムッとした
好きで焦らしてるわけじゃない
いい所までいくと邪魔が入るんだ、いつも…
『俺なんてこの間、相模と手繋いじゃったもんねぇ♪』
うっとりと空を見ながら言う和之
手は愛おしそうに頬に擦りつけた
『いつ?』
『体育祭の種目決めた日!』
後々聞いた話、和之の言う「手を繋いだ」というのは正確に言えば「手を握った」らしい
しかし俺の機嫌を損ねるのには充分すぎる材料だった
『悪い 俺、帰る…』
『え? 練習しなくていいのか?』
『いーよ 当日、10000メートル歩いてくるから…』
『…それじゃ弁当の時間に間に合わねーよ…』
和之は深い溜め息をついて俺の後からついてきた
…苛つく…
空は茜色
雲は黄金色に輝く
『ハァハァ…』
息が苦しい
俺はジジイかよ…
『洋~… 何で毎日、走ってんだよぉ…』
放課後のランニングに毎日、付き合わされる和之はけだるそうに地面に座った
『奈穂が…ハァ…11時に走るから…』
『何それ、約束したんか?』
『…さぁ』
無論、約束などしていない
奈穂も何も知らないだろう
『洋、変わったよなぁ…』
『…何が?』
『妙に相模を大事にしてるじゃん』
…大事?
ただ奈穂が寂しそうにしたから
だから別に大事になんて…
『そんなに相模の体って良かった?』
『はぁ? 体って言われても何もヤッてねーよ』
『マジ?! 洋が?!』
和之の過剰過ぎる反応に少しムッとした
好きで焦らしてるわけじゃない
いい所までいくと邪魔が入るんだ、いつも…
『俺なんてこの間、相模と手繋いじゃったもんねぇ♪』
うっとりと空を見ながら言う和之
手は愛おしそうに頬に擦りつけた
『いつ?』
『体育祭の種目決めた日!』
後々聞いた話、和之の言う「手を繋いだ」というのは正確に言えば「手を握った」らしい
しかし俺の機嫌を損ねるのには充分すぎる材料だった
『悪い 俺、帰る…』
『え? 練習しなくていいのか?』
『いーよ 当日、10000メートル歩いてくるから…』
『…それじゃ弁当の時間に間に合わねーよ…』
和之は深い溜め息をついて俺の後からついてきた
…苛つく…

