「――――っつあああ?!」
膝にのせていたギターが
・・・足の上に直撃
足に激痛がはしる
見とれてたら滑りおちたみたいだ
「おい!大丈夫かっ…!?」
「ったいっ!!」
あまりの痛さに
たちあがって足を抱える
「っとっとっとっと…」
片足の状態で立っているから、
足元がふらつく
激痛に涙がでてきた
「…おい!」
咲坂くんが、がっしりと私の肩をつかむ
目があって、お互いの視線がまじりあう
「………痛かったか?」
肩を離すと、腰をおろして私の足をみた
ゆっくり、靴を脱がしてくれた
あっ…涙が落ちた
急いで涙を拭う
「腫れてる…」

