暴走族と4才児!

「どうしても、忘れられなかったの。5年間も一緒にいた旦那よりも、祥平の事がっ……」


「……っ、香織さんっ…」


祥平は、自分の腕に香織を抱き寄せる。


「いいんですか…?俺、ガキだし……」


「相応しいとか相応しくないとか、どこに基準があんだよって言ったの、どこの誰?」


香織は、そう言うといたずらっぽく笑う。


「ふはっ…、ホントに、香織さんには叶いませんよ……」