暴走族と4才児!

「………っ、祥平……」

「香織さんが、もう俺なんかを選ばないことなんて分かってるっ……でも、それでも俺はっ……」






「「『あっ……』」」








木の影に隠れていた5人は、思わず声を上げた。

目の前では、香織が祥平に口付けている…ー。


亮は、とっさに理央奈の視界をふさいだ。


「えっ?何、何で隠すのぉ?」


「まだ理央奈には早いよ」


「……って、おいっ圭人っ、何で俺の視界までふさぐんだよっ!」


遥は、自分の視界をふさいでいる圭人に怒鳴る。