暴走族と4才児!

「……っ、好き、だったの………」


「…………え?」


「祥平の事が、ほんとは出会った時からずっと………好きだったの」


香織のその言葉に、祥平は目を見開いた。


「じゃあ、どうして……、急に何も言わずに、俺の前から消えたんだ………?」


「…っ、祥平には、もっと相応しい女の子がいると思ったから……」


「……は?」


「私みたいな年上の、しかも訳ありの旦那もちの女なんかより……、若くて可愛い女の子の方が、祥平のためになると思ったから……」


香織が震える声で言ったその言葉に、祥平は声を荒げた。