暴走族と4才児!

「おっ…、いたいた」


「ね、ねぇりょうにぃ?ホントにいいのかなぁ?」


祥平と香織を見つけた5人は、木の影に隠れる。

「いいんだよ、理央奈。俺達は、祥平が心配で見守るためにこうしてるんだから。何も、悪いことなんてしてないだろ?」


「……そっか。そうだね!」


笑顔でそういった理央奈を見て、圭人は心の中で呟いた。


(まさか亮の奴、弟にもこうやって色んなこと騙したりしてるから慣れてんじゃねぇよな……?)