暴走族と4才児!

「…っ、理央奈、亮達が戻ってくるまで、ここ動くなよ?」


「えっ…、しょうにぃ?!」


祥平は、理央奈にそう言い残すと、香織の消えていった方へと走っていった。




「やっと行ったか、祥平」


「あっ…、りょうにぃ、けぇにぃ、はるにぃ、ゆうにぃ……」


4人は、祥平が走っていった方向を見つめる。


「ほんと、意地っ張りなんだよな、祥平は」


「だよなぁ。泣きそうな顔で“もう関係ない”って言ったって、嘘だってわかるに決まってるってーの」