暴走族と4才児!

「……さぁて、亮、圭人、悠也。俺らは向こうで何か買ってこようぜ」


遥が、そう言って立ち上がる。


亮、圭人、悠也もそれに習った。


「は?!え、おいお前ら?!」


驚いている祥平に、遥は耳元で言った。


「理央奈に、ちゃんと説明してやれよ。じゃないと、理央奈泣いちまうから」


すでに俺が経験済みだ、と付け加えて、4人は屋台の方へと去っていく。

祥平は、ポカーンとして4人の後ろ姿を見つめた。


「しょうにぃ?」


祥平の様子を不思議に思い、理央奈が声をかけると、祥平はぷはっと笑った。


「理央奈と過ごすようになってから、あいつらもずいぶん変わったもんだ」