暴走族と4才児!

「はるにぃ、教えてくれるの?!」


「ちょっとだけな。ただし、使うのは本当に危なくなったときだけだぞ。いいな?」


「うん!」




遥は、理央奈でも簡単に出来そうな技をゆっくり丁寧に教えていく。


「そうそう、んで今度はこっちを……」


「はるにぃ、教えるの上手だねぇ!」




しばらくすると、理央奈は技が出来るようになった。


「そうか?昔よく教えてたからな」


遥は、そう言ってまた悲しそうな顔をする。


「また、理央奈に教えてね?」


理央奈は、明るく無邪気に笑って言った。


「…あぁ」