暴走族と4才児!

「だって、ちゅうしてたじゃん!」


きゃー、と騒ぐ愛美に、理央奈は朝の事を思い出して赤くなる。


「こ、恋人なんかじゃないよっ!」


「え~、なんだそうなの?」


愛美の言葉にどぎまぎしつつも、理央奈は愛美が声をかけてきたことを不思議に思っていた。


(今まで、話したこともないのに…)


理央奈が不思議に思っていたことに気づいたのか、愛美はニコッと笑うと理央奈に手を差し出した。


「お友達にならない?」