暴走族と4才児!

「理央奈ちゃん、そっちは危ないよ」


忍は、理央奈の手をしっかりと握って車道側を歩く。


そうしている間に、あっという間にバスを待つ場所に付いてしまった。


「…………」


強ばった顔の理央奈に、忍はニコッと笑って言った。


「大丈夫?僕がおまじないしてあげようか?」


「おまじない…?」


不思議そうな顔をする理央奈を、忍はギュッと抱き締める。


「しっ、忍君?!」