暴走族と4才児!

「あぁ…、ビックリした。いつも明るくて、楽しそうに笑ってる理央奈とは別人みたいだった。あんな風に、人を…、自分の父親を、拒絶するって……」


「「『……………』」」

7人の間に、沈黙が走る。


その沈黙を破ったのは、千暁だった。


「理央奈の父親……、思ったよりも厄介だな」


「……結構若かったのも、予想外でしたよ」


圭人が、苦い顔をしながら呟いた。


「……そんなに若かったの?」


香織が、首をかしげながら言う。