暴走族と4才児!

「…………いや」


亮は、少女の腕や首を見ながら言った。


「あいつ、相当な訳ありだと思うぞ」


「え?何でわかんだよ」

遥が、不思議そうな顔をする。


「少し細すぎるし、明らかに転んでつくような傷じゃない傷が身体中にある」


「…どういうことだ?」

「定番なところで……、虐待、かな?」


その祥平の言葉に、圭人の目が見開かれる。