女と話していたら
芽依と目が合った。

バチ…

「っ!」

芽依はすぐに視線を外した。
なんでだ?
俺が嫌いだからかよ。

「…チ…」

軽く舌打ちをした。
モヤモヤした気持ちでいっぱいだった。

もし。芽依と両思いなら。
俺はこんなにモヤモヤしなかったのか?

芽依は俺の事、ただのチビしか思ってないよな。

それだけで
胸がチクリと痛む。


スっと芽依が居た列を見ると
あいつの姿は消えていた。