お喋りタイムを済ませ、私たちは学食を後にした。
中庭を歩いていた時だ。
2号校舎から出て来た神尾リーダーと、その支持者のコたちとバッタリ鉢合わせした。
「ゲッ!?」
動物ランドの猛獣様御一行と目が有って、私はギクッとなる。
リーダーの方は一瞬、驚きの表情を見せたけど、すぐに冷静に振る舞った。
アイリスだって冷静である。
双方、何も言わずに立ち去ろうとした。
すると…
リーダーがすれ違い様、アイリスに声をかけた。
「須川さんも、イイ男をGetしたわねぇ? 褒めて上げる」
私たちは足を止めた。
「あ、どうも」
アイリスはチラッと横目で見て、軽く会釈した。
「ただし注意する事ね?」
「何を、ですか?」
「別カノよ別カノ」
「別カノ?」
「後藤雅治って男には、他に彼女がいるって事」
中庭を歩いていた時だ。
2号校舎から出て来た神尾リーダーと、その支持者のコたちとバッタリ鉢合わせした。
「ゲッ!?」
動物ランドの猛獣様御一行と目が有って、私はギクッとなる。
リーダーの方は一瞬、驚きの表情を見せたけど、すぐに冷静に振る舞った。
アイリスだって冷静である。
双方、何も言わずに立ち去ろうとした。
すると…
リーダーがすれ違い様、アイリスに声をかけた。
「須川さんも、イイ男をGetしたわねぇ? 褒めて上げる」
私たちは足を止めた。
「あ、どうも」
アイリスはチラッと横目で見て、軽く会釈した。
「ただし注意する事ね?」
「何を、ですか?」
「別カノよ別カノ」
「別カノ?」
「後藤雅治って男には、他に彼女がいるって事」