「恋をしたいと思うんだったら、もっと時間を掛けて活動すべきでしょう。色々と恋愛や異性の研究をしたり、情報集めたりして勉強するとか」


 堂々と意見を述べるアイリス。


 真っ当な意見に、周りから賛同する声が上がった。


 私は何気なく、一枝ちゃんの方に視線を向けた。


 1人、ノンビリとペットボトルのお茶をちびちびやっている。


 無関心なのかな?


 リーダーがアイリスの傍に近寄って来た。


「言ってくれるじゃないの?
 胸が大きいと、態度もデカくなっちゃうのかしら?」


「私の胸なんか関係ないでしょう? セクハラまがいな事は言わないで下さい!」


「あらあら、私に説教するのかしら?」


「神尾先輩もリーダーらしく、もっと気合い入れて下さい。
 グダグダと愚痴や文句言うばかりで努力しない。これではオトコは寄って来ないと思います」


 バシーッ!