「須川さんッ! 言いたい事が有れば立って言いなさいッ!!」


 リーダーの怒号が飛んで来ちゃった!


 壇上に上がっていたリーダーは下りて来て、私たちの所に歩み寄って来る。


 回りの視線を浴びる中、私もアイリスも緊張してリーダーを見つめる。


 リーダーはアイリスの方に歩み寄った。


 ジッとリーダーの目を見つめるアイリス。


「何か…」


「立ちなさい」


 リーダーの命令で、アイリスはゆっくりと立ち上がった。


 ヤバい…


 一荒れ起きそうだと、私もシーもハラハラし出す。


「私の考えにアナタ、何か不満がお有りね?」


「別に…」


 軽蔑な眼差しで、リーダーはアイリスを見つめる。


「そんな事はないでしょう?
 アナタは、この神尾由紀子を嫌っているし、私の考えを真っ向から否定する」


「だから私は!」


 やや苛立ちを見せ始めたアイリス。