それ以外のメンバーのコは私たちも含め、不愉快な思いで耳を傾けるばかり。


 一息着いて喉を潤すリーダー。


「さて、恋愛サークルの今後の活動方針ですけれど」


「やれやれ、やっと本題に入ったか」


 ため息混じりでこう、呟いたのは私の隣に座っている森一枝ちゃん。


 私たちと同じ年頃の親しいコで、スッゴくキレイな女の子だ。


 恋愛サークルの今後の活動方針について語る神尾リーダー。


 吸血コウモリからの出た言葉に、私もアイリスも唖然となった。


 新しい活動内容についてピッタリなキーワードは1つ…


 女子会…かな?


「麗しき華林女子会って言う名前で、サークル活動を行います」と、神尾リーダーは誇らしげに宣言する。


 会場からどよめきが湧いた。


 麗しき華林女子会だって!


 だっさー!


 一部の人たちから、こんな冷ややかな呟きが飛び交って来た。


「リーダーのセンス、疑っちゃうわねー?」