「東エリ大の人たちってぇ、私たちから見れば頭のイイ人たちに見えるんですよねぇ。レベルに差があるなんてぇ、信じられなーい」


「東エリの学生でも、色んな人間がいるからねぇ」


 綾子さんの説明である。


 彼女の隣に座っているモンキーって男が、エロい眼差しで私たちに話しかけて来る。


「ウチの学校にはよぉ、須川さんや高村さんみたいな巨乳のコなんて、あまりいねーよな」


「ハハ、そうなんだ」


 何だか私、恥ずかしい気分。


「コイツ、すっげー胸してるし」


 雅治!


 アイリスの胸をモミモミしちゃった!


 ばちぃーん!


 アイリスは雅治の膝を強く叩く。


「それって、ホメ言葉?」


「ってなぁ。ホメ言葉に決まってるだろーが」


「私も、2人のように巨乳だったらなぁ」


 こう羨ましがるのは嘉手奈である。


「嘉手奈の胸って薄いからなぁ」とまぁ、モンキーはガッカリした表情を見せた。


「バーッカ、薄いって言うんじゃねーよ」